ごあいさつ

院長の松木哲文です。

1つの皮膚疾患でも、年齢、部位、経過によって、その臨床像は驚くほど異なることがあります。

皮膚科医は臨床診断を下したあと、その皮膚疾患の病態や重症度、治療のオプション、患者さんの治療志向や理解度、コンプライアンス、時には経済力までを考慮して、脳裏の中でクルクルと思考をめぐらし、「この患者さんにはこの治療が第一選択」という決断を日々繰り返しています。

その際、患者さんから「なぜあの治療ではなくてこの治療が私の第一選択なのですか？」という潜在的な質問に絶えず答えられるような説明責任の任務を背負っています。

医師は誰でも「自分の子どもや親にこの病気が起こったらどうするだろうか」という設問を課しながら最善の治療を選択しています。

院長 松木　哲文